皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では40年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。
中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。
ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。
このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?
是非お気軽にご相談下さい。
不安感
新型コロナ渦が長く続いている事で不安感を感じるようになっている方も多くいらっしゃいます
人は色々なシーンで不安を感じます
検査結果を待つ・事故のニュースをみて自分の家族は大丈夫か不安になる・子供の受験は大丈夫かとか色々・・・
思うに不安の原因は自分でどうにかできない事が多いのかもしれません
原因が解決すれば不安も解消されます
しかし不安状態が長引くと原因が除かれてもいつまでも不安感がとれない事があります
また東日本大震災の時は震災の報道を繰り返し見る事で不安感を抱く人も多かったです
不安の感情は危険を回避する為に人に与えられた自然なものかもしれません
でも不安感だけがいつまでも残るのは困ります
中医学では気血津液の虚や五臓六腑や陰陽のバランスの崩れによると考えます
例えば思いすぎ、考えすぎ、思慮過度により心と脾が傷つくとされています
また強いストレスがかかると胆が虚し、不安感がでる事もあります
心脾両虚の不安感
色々考えすぎていると心血を消耗し、思うは脾の志なので脾も損傷します
また心と脾は相生(母子)関係にあるので心が弱ると脾も弱る結果になります
『心は神を主る』といい色々考える(思惟活動)は心の働きです
心血は心神を養う力なので、心血が不足すると心神の活動も失調し不安・眠りが悪い・動悸などの症状が出ます
又、脾は気血を生む源なので脾の働きが弱ると心血がさらに不足します
さらに脾には“気を上げる”働きもあるので、やる気がでない、疲れやすい、頭がボーっとするなどの症状がでます
コロナ渦であれこれ考えて心が疲れていませんか?
不安感の他・眠りが浅い・よく夢をみる・動悸などの症状がありませんか?
そんな時は養心安神・健脾益気(心をやしなって安らかにし、脾を健やかにして気力アップ)の心脾顆粒がよいです
胆虚の不安感
怖い事があった時「胆(肝)を冷やした」といいます
中医学で『胆は決断を主る』といいますが、どんな時でもどーんと構えて物事に動じない人は胆がしっかりしているからです
しかし、胆が弱る(胆虚)と不安感・色々な物事を決められない・疑い深いなどの症状がでます
新型コロナは感染症そのものが恐いし、罹患者に対する偏見も恐いと感じる人も多いと思います
そんな状況から胆が弱って不安感を感じるようになる人もいらっしゃいます
そんな時、(胆を冷やして弱った)胆を温めるという名前の温胆湯を飲んで見てはいかがですか?