皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では40年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。
中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。
ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。
このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?
是非お気軽にご相談下さい。
足腰の衰えと痛み
年齢と伴に足腰の衰えを感じるものです
骨と筋肉は協力して私達の身体を支えてくれています
足腰の衰えを感じるのはそのどちらも弱くなっているからだと思います
特に筋肉をつける運動をする事は骨や関節の支えとしても大切です
*脾は肌肉を主り、四肢を主る
手足に力が入らないのは脾が弱っているのかもしれません
*肝は筋を主る
この頃 ふくらはぎがよくつる・手の指がつるなどは肝が弱っているのかもしれません
*腎は骨を主り、髄を生じる
骨密度が低くなっているなら腎が弱っているかもしれません
こうした臓腑の弱りが痛みをおこす素になっている場合も多くあります
また痛みは寒いと悪化したり、梅雨の頃など湿度が高いと悪化したり、風にあたると痛くなったり痛みが増したり、あるいは赤く腫れている時は温めると悪化するなどの経験があると思います
痛みは風・寒・湿・熱などの外的要因によっても引き起こされたり、悪化したりします
また中医学では『不通則痛』通じないと痛みになるといいます
これは血の流れや経絡の通りを指し、気滞や瘀血や痰飲が流れを阻害するものになります
痛みは弱った所に風・寒・湿・熱などの邪気が入り込み気滞・瘀血・痰湿となって流れを阻害する為に生じると考えられています
肝は血・腎は精・脾は気と関係が深く・気血精の不足があれば筋肉痛や関節痛は慢性化しやすくなります
不足している場合は大いに補っておきましょう
中でも動物性の中薬は力があるものとされています
鹿茸や鹿角膠は益精血・強筋骨・亀板は益腎強骨と中薬学にあります
亀鹿仙は亀板や鹿角が入れてある食品ですから1日1袋食べて力をつけると良いです
補う+対症療法の漢方薬は
独歩顆粒(独活寄生湯)・ロイルック(疎経活血湯)・サンワロンD(大防風湯)があります