新型ノロウイルスがみつかった!

お花 今朝のニュースで新型ノロウイルスがみつかり、世界的大流行になることが懸念されていると言っていました。川崎市健康安全研究所と国立感染症研究所のチームの調査によって新型と判明したそうです。コメンテーターの人が「ノロウイルスに感染した事がありますが、3kg減りました。」というと司会者も「私も5kg減りました。」と言っていました。体格の良い男性が3kgも5kgも減るのですから子どもやお年寄りなら大変な事です。

 吐いて下ししてとても大変な状態で、熱が出るときもあります。3年くらい前に娘が感染して、発熱・吐き下しして大変でした。勝湿顆粒や五苓散など使いましたが、五行草茶も飲ませした。私たちも予防に五行草茶をのんでおきました。そのおかげか?他の家族は感染しませんでした。

一説によるとA型とO型と血液型の人がうつりやすいとか・・・
因みにかかった娘はO型です・・
よく看病した私はA型ですが・・・

 ところで何故五行草茶を飲むのでしょうか?五行草茶は馬歯莧(ばしけん)という薬草のお茶です。中国の民話≪薬草編≫下 に馬歯莧の話がでています。

『昔、3人の息子がいるおばあさんがいました。長男と次男にはお嫁さんがいたので、将来三男のお嫁さんにする為、娘を買いました。娘は姑からも長男のお嫁さんからもいじめられていました。でも次男のお嫁さんは優しい人で娘をかばってくれました。ある夏、赤痢が流行り沢山の村人が沢山なくなりました。娘も下痢がはじまり、姑さんに畑の中の掘っ立て小屋にいるように言われました。次男のお嫁さんは娘を心配してお粥を鍋に入れてもってきてくれました。明日も来るからと言っていたのに来ません。翌日もきません。娘はあぜ道の野草を食べて飢えをしのいでいるうち、すっかり体調が回復しました。家に行ってみると姑も長男も意地悪な長男の嫁も亡くなっていて、やさしいお嫁さんも赤痢で寝込んでいました。

 「ごめんね。お粥を持っていってあげれなくて・・」
 「大丈夫、私は野草を食べていたから」

 そのとき娘ははっと気づいて、その野草を煮てやさしいお嫁さんに食べさせました。すると回復してきて元気になることができました。その野草が馬歯莧です。それから、村では馬歯莧を赤痢の特効薬として使うようになりました。』

 という話です。

 漢の時代に『神農は百草を嘗め、一日にして七十毒に遇う』と記されているそうですが、昔の人々が身を持って薬草の効果を探しあてていったという事がわかります。この話から馬歯莧が赤痢などのような伝染性の胃腸炎に効果があると考えられ、昔から使われ、それなりの効きめがあったからこそ現代まで伝わった事がわかります。

 伝染性の胃腸炎という事は病原菌やウイルスが関与してという事です。だから現代では胃腸炎のみならず、にきびなど化膿性皮膚疾患・ジュクジュク型の湿疹・膀胱炎の補助としても飲まれています。中薬学には馬歯莧は清熱解毒・涼血消腫・止血の効能をもつと書いてあります。

 五行草茶は粉のまま飲むと酸味や苦味を感じますが、お湯に溶かすと甘みを感じて飲みやすくなります。1回1~2袋1日1~3回なっていますが、状況に応じて飲まれると良いと思います。
 
 清熱解毒の働きの漢方茶は色々ありますが、お客様にはイメージとして「じゅくじゅく、ベタベタ、きたない感じ」の時は五行草茶を飲んでください。それに比べて板藍茶は「紅い・腫れ・熱い」というイメージでわからない時や重なる時は両方飲んでおきましょう。・・・とお話しています。

 五行草茶で未病先防です。