ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

□風邪の季節です。インフルエンザも心配です。
板藍茶や板藍のど飴を使って予防しましょう。
寒がりや風があたるのが嫌だなと感じたら桂枝湯にお湯をさして服用しましょう。
シナモンの香りの良い漢方薬です。

□冬の季節は五臓の腎と関連しています。
腎臓といっても解剖学でいう腎臓とは異なります。
『腎は精を蔵し、生長・発育・生殖を主る』というように人の一生の営みと深いかかわりがあるのが腎です。
この時期しっかり補腎しましょう。
精血を益する力のあるものを摂ると効率的に腎が補えます。
熟地黄・鹿茸・亀板膠・すっぽん・鹿角膠・胎盤エキス・蛤蟆油などの入った漢方薬や漢方食品などがあります。
多少高価なものですが、腎には『命門の火』がありこのような漢方は延年益寿の品です。

・狭山台店からのお知らせ
中医学講座『風邪を中医学で考える』
日時:1月17日(木曜日)10:30~12:00
費用:500円(資料代として)
*受講希望の方は1月15日(火曜日)までに狭山台店に連絡してください。
狭山台店 04(2958)2906

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

平成30年12月 勉強会

平成30年12月16日 中医学勉強会

『不妊症と補腎薬の活用方法』                           遼寧中医薬大学客員教授 中医学講師 劉伶先生

現代は結婚の年齢が高くなっている為か子供を望む年齢も高くなっています。
長年、不妊症に取り組み、理論的な面は極めてこられた先生でも高価な漢方を長期に使って頂いても出産にこぎつけない事に対する悩みもあるようです。
しかしながら、先生がタイアップしているクリニックによると体外受精の成功率を20数%から40%弱まで上げる事ができているという実績を示されたとの話をされました。(年齢は30代後半から40代が多い)
この数字の示す意味は漢方で身体をバックアップさせて高度生殖医療を行っても10人中6人は難しいという事になります。
ただ、漢方をしっかり使う事で40歳以上でも自然妊娠したり・卵胞が育たず採卵できない人が採卵できるようになったり、筋腫が多くて着床しにくいい場合も妊娠出来たりなど奇跡とも思える事も経験されていて、その症例についてお話頂きました。

子供はやはり授かりものなのだと思います。
ただ、中医学を学ぶ私たちは基礎理論をしっかり把握してそれにそって使って頂ける事が大事だと感じました。

一概に不妊といっても無月経の場合もあれば生理不順の場合、また生理痛の有無など違いがあります。
また、医療の結果として卵胞数が少ない・胚の分割が悪い・着床障害など状態に応じた中医学的な考え方の違いがあります。
また流産についても中医学のとらえ方があり、胎動不安「堕胎」「小産」、一定の時期に流産してしまうのを「滑胎」といいそれに対する弁証論治があります。

月経周期は陰陽転化の法則にそっていると考え周期に合わせて漢方薬を使っていく方法が効果的と言われています。
陰陽は互いがあって存在し、対立・制約し、陰から陽に陽から陰消長・転化を繰り返すという変化が生命誕生と関係のある月経という営みの中にある事は感慨深い気がします。

月経期・・・瀉陰
行気活血と(補気・疏肝・袪湿・止血)
卵胞期・・・陰長
滋養肝腎と(活血・疏肝・利湿・清熱)
排卵期・・・重陰転陽
活血補腎と補気
高温期・・・陽長
補血温陽と(補気・活血・疏肝・安神・補腎)

高度生殖医療を行う場合の漢方薬の使用する時期や漢方薬の組み合わせの割合など先生の経験からの方法について症例を紹介しながらの講義でした。

中医学では「補腎填精」という言葉があります。充填の填でいっぱいに詰め込むイメージです。
内経に女性は7の倍数で転機がくると書かれていて、以下のようになっています。
7×1 7歳 腎気が盛んになって歯が生え変わり髪ものびてくる。
(人の生長・発育・生殖には腎気がかかわっています)
7×2 14歳 天癸に至り(腎陰・陰精が充足した事)任脈が通じ・太衝の脈が盛んになり月経がはじまる(任脈・太衝脈は月経・妊娠と関係しています)
7×3 21歳 腎気が充満する
7×4 28歳 筋骨もしっかりして髪も美しく身体が一番壮健です。
(筋は肝血・骨は腎精・髪は血の余り(血余)といわれ血と関係が深いので、精血(肝腎)が充実しています)
7×5 35歳 顔がやつれ始めてくる・毛の切れ毛や抜け毛が見られだす(精血が不足してくる)
7×6 42歳 顔がやつれ・髪も白くなりだす(精血が更に不足)
7×7 任脈虚し・太衝の脈も衰え・天癸(腎精)竭き月経がなくなる
女性にとって血は重要です。肌や髪の美しさを保つためにも・・
だから補血薬は欠かせません。
でも40歳をすぎて不妊症の場合、天癸(腎精)についても考え補腎填精の品を使った方が効果が得やすくなると思います。
こういう漢方は動物薬といわれるものが力があるとされていて値段も高いです。
痰湿・瘀血・気滞・その他経絡の流れを悪くするものがあればそれも考慮しなければなりません。
劉伶先生の症例でも婦宝当帰膠をベースに周期にあわせて3~4種類の漢方薬や漢方食品が組み合わされています。
高くて飲み続けることができないなら何にもならなくなってしまいますから、最低限に必要なものを考え相談しながらやっていきましょう。