皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。
中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。
ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。
このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?
是非お気軽にご相談下さい。
風邪は万病の元
風邪は万病の元といいますが、風邪(かぜ)は風邪(ふうじゃ)とも読めます
病気の原因である六淫(風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火(熱)邪)の1つです
風邪(ふうじゃ)は①変化が急速②遊走性③上の方を犯す④揺らす⑤他の邪気を先導などの性質があります
風邪をひいて寒気を感じているうちに鼻水が酷くなり、熱が出てきて、咳も出だすという経験があると思います
長引くと食欲がなくなったり・咳がいつまでも続いたり・口が苦い等中医学でいうと風邪が裏(奥)に入った症状がでてきます
また咳が長引くと思っていたら肺炎を起こしたり、便秘になりお腹が張って苦しくなったりと色々な方面に症状がでてくる時もあります
また時に心筋炎や糖尿病を起こす事もあります
初期症状から
寒気から始まる風寒型
熱っぽさを感じる炎症性の風熱型
胃腸症状を伴い長引きやすい風湿型
があり、うまく治せなければ伝変していきます
だから風邪は初期の対処が大切なのです
風寒から始まる風邪は病の進みを6つの段階に分けています
傷寒論からの理論です
風熱から始まる風邪は病の深さを4つに分けています
これは温病学からの理論でインフルエンザなどのように発病が急激で炎症性のものに対応するものとなっています
中医学で新型コロナは温病学で考えられ風熱湿毒を視野にいれて弁証します
実は私達の周りにウイルスや病原菌が沢山います
NHKの高校講座の免疫について講義されている先生が「免疫機能がなければ、私達の身体はすぐに腐ってしまう」といっていました
私達に備わった免疫は絶えず働いて守ってくれています
なんと素晴らしい事かと思います
西洋医学は菌やウイルスに対抗する薬で対処しますが中医学は少し違います
中医学理論は自分の持っている免疫機能を最大限に引き出す事でウイルスや菌に勝つものだと思います